浴衣で楽しむ「屋形船」

日本を感じる屋形船

浴衣で楽しむ「屋形船」

浴衣で楽しむ「屋形船」 日本の夏といえば浴衣。
風物詩とも言えるものですが、せっかく持っていても、お祭りのときくらいにしか着られないという人も多いのではないでしょうか。
どうせならもっと着て外を出歩きたいけれど、やはり現代では、イベントや一部の地域以外での和装は少々目立ってしまうものです。
それなら、浴衣を着て屋形船に乗ってみるのはどうでしょう? 日本の伝統である屋形船と和服はもちろん相性ばっちり。
傍目にも風流ですし、着ている本人も、日本の夏を謳歌している気分にどっぷり浸かれます。
花火の時期なんかは、船に揺られながら豪勢な和食を味わい、ゆったりと花火を眺める……なんて贅沢も出来て、いっそう夏の雰囲気を楽しむことが出来るはずです。
屋形船によっては浴衣を貸し出すサービスも行っているので、洋服しか持っていないけど興味があるという人も、一度試してみてはいかがでしょうか。
外国人観光客に思う存分「日本」を味わってもらいたいときにもぴったりです。

屋形船に乗るいちばんの楽しみとは?

屋形船に乗るいちばんの楽しみとは? 屋形船に乗る一番の楽しみというのは、四季折々の移ろう景色を眺めながら、または風情を感じながら、川の上という非日常空間で宴会ができるところでしょう。
春は屋形船が最も賑わう季節です。
ポカポカと穏やかな空気の中、隅田公園の満開の桜をバックにしたお花見宴会は、地上での宴会とは違う特別な雰囲気があり、予約がとれないほどの人気となっています。
夏はなんと言っても花火です。
隅田川の花火大会をすぐ近くで見ながらの宴会は大迫力。
まさに花火を体で感じることができます。
秋は夕暮れ、浅草からお台場に向かう頃に徐々に日が落ちていき、鮮やかな夕暮れの光にお台場のビル群が染まっていく情景はとてもロマンチックで少し贅沢なデートにピッタリです。
冬は凛と澄んだ空気の中、船の中であたたかい鍋をつつきながら熱燗を一杯やるなんていう粋な楽しみ方もあります。
屋形船は江戸時代から続く伝統ある文化です。
たまには昔に思いを馳せながら今の東京の街を屋形船で楽しんでみてはいかがでしょうか。