「もんじゃ」と「夜景」の屋形船

日本を感じる屋形船

屋形船の由来とは?

屋形船の由来とは? 屋形船は奈良時代から生まれたとされていて、奈良時代に大きな河川に浮かべた船の上で酒宴を実施して、歌ったり、踊ったりしたことが始まりとされています。
平安時代には、庶民の遊びから、貴族の遊びとして発展していき、貴族の主演の様子が万葉集でも読まれています。
この時代から、「館船」という言葉が使われるようになりました。
平安時代には、貴族が寝殿造の屋敷に住んでいたという文化があり、寝殿造に住んでいた主人のことを「お館様」と呼んでいたことから、「お屋形様」という言葉に変わり、「お屋形様」の船であることから屋形船と呼ばれるようになったということが由来であるとされています。
屋形船は、江戸時代に豪華になりました。
江戸の経済的な豊かさが影響して、豪華な装飾などがされるようになり、金や銀、漆などでデコレーションされていきました。
船の中で芸者衆と遊ぶことも頻繁に行われるようになり、豪華さを競い合いすぎた状態になったため、江戸の政府が規制をかけました。

屋形船の歴史

屋形船の歴史 屋形船の歴史は奈良時代には庶民の舟遊びとして遊覧が行われていたものです。
平安時代になると貴族の遊びとして酒宴などが催され盛んになり館船の言葉が使われるようになります。
身分の高い寝殿造の屋敷に住み屋敷の主人という意味でお館様と呼ばれここから文字が転じて豪華な船は屋形船と呼ばれるようになったとされています。
江戸時代には隅田川など河や堀のような水上交通も盛んになり大名や豪商などによって花見や月見、花火などの遊びで愛用されました。
17世紀後半に大船建造の禁止令によって衰退し、明治期を経て昭和末期に水質改善が行われたことや観光に利用されるなど見直されるようになって来ました。
現在の船の大きさは全長は20メートル前後、定員は15名から80名程度となっています。
屋根と座敷と厨房が備わり、エアコンやカラオケ、水洗トイレも設置され、春の花見や夏の花火大会、秋の月見など食事をしながら約2時間から3時間の遊覧が楽しめるようになっています。 /p>